VR/XR/3DCG/メタバース事業のM&A・事業承継
VR M&A総合センターについて
コード、3Dアセット、開発人材、端末運用、顧客との継続契約、知的財産。決算書だけでは伝わりにくいVR/XR事業の価値と承継上のリスクを、買い手が判断できる情報へ整理する相談窓口です。
VR M&A総合センターは、VR/XR開発、3DCG制作、メタバース運営、研修・製造・医療・教育・観光向けXRなどの譲渡・買収・資本提携・事業承継を検討する企業を支援します。社名や顧客名を伏せた初期相談から始め、開示先と範囲を確認しながら進められます。
VR M&A総合センターとは
VR M&A総合センターは、株式会社M&A Doが運営する、VR/XR・3DCG・メタバース関連事業の譲渡、買収、資本提携、事業承継に関する情報提供と相談受付の窓口です。
一般的なM&Aでは、決算書、顧客別売上、契約、組織、資産・負債といった情報が重要です。VR/XR事業では、それに加えて「誰が同じビルドを再現できるか」「購入素材や外注成果物を譲渡後も使えるか」「HMD、ストア、クラウド、署名鍵をどのように移管するか」「現場で保守を続けられるか」といった技術・権利・運用の確認が欠かせません。当センターは、こうした論点を譲渡企業と買い手の双方が検討しやすい順序へ整えます。
相談の時点で会社売却を決めている必要はありません。事業の一部だけを譲渡する選択肢、資本提携、第三者承継、買い手との共同運営なども含め、目的と守りたい条件から検討します。候補先の紹介、希望価格での成約、特定スキームの実現を約束するサービスではありませんが、意思決定に必要な材料と次に確認すべき事項を明らかにすることを目指します。
経営の情報
売上、粗利、案件別採算、受注残、継続契約、投資、借入、事業計画を整理します。PoC、本導入、保守、機材、現地運営を一つの売上として扱わず、収益構造を分けて確認します。
技術と運用の情報
リポジトリ、エンジン・SDK、3D素材、アカウント、端末、開発・保守体制を整理します。代表者や一人の技術者に集中している作業も、承継計画の対象にします。
権利と契約の情報
著作権、外注契約、購入素材、撮影・出演許諾、顧客契約、再委託、支配権変更条項などを確認します。必要に応じて弁護士等の専門家への確認を案内します。
人と関係性の情報
PM、エンジニア、3D/TA、QA、営業、外注先、現地担当者の役割を明確にし、従業員の雇用や顧客説明を含む引継ぎの順序を検討します。
VR/XR事業のM&Aが特殊な理由
VR/XR事業の価値は、完成済みコンテンツだけに存在するわけではありません。再現できる開発環境、継続利用できる権利、顧客の現場で回る運用、次の案件を生むチームと関係性が一体になって、初めて承継可能な事業になります。
PoC、本導入、保守を分けて見る必要がある
VR/XR案件では、小規模な技術検証から始まり、現場での本導入、多拠点展開、保守・更新へ進むことがあります。一方で、すべてのPoCが本導入へ進むとは限りません。買い手は、案件数の多さだけでなく、本導入率、検収条件、継続契約、追加開発、端末更新、クラウド費用、現地対応を確認します。譲渡企業側は、制作費、機材販売・レンタル、設営、研修、保守、コンテンツ改修を分けることで、利益の再現性を説明しやすくなります。
ソースコードだけでは開発を再現できない
UnityやUnreal Engineのプロジェクトが残っていても、利用しているバージョン、プラグイン、SDK、ビルド対象端末、署名証明書、ストア組織、クラウド環境、DCCツール、Git LFS上の大容量ファイルが不明であれば、買い手は保守を継続できません。開発担当者のローカルPCだけに設定やデータが残っている場合もあります。M&Aの準備では、リポジトリ一覧、ビルド手順、管理者、契約名義、更新時期を台帳化し、別の担当者でも再現できる状態かを確認します。
3Dアセットと外注成果物には利用条件がある
モデル、リグ、モーション、テクスチャ、音声、360度映像、点群、アバター、UI素材には、制作会社、フリーランス、出演者、施設、購入ストアなど複数の権利者が関わる場合があります。成果物を納品済みであっても、著作権の移転、著作者人格権の不行使、二次利用、改変、再許諾、海外利用、譲渡先での利用が契約上明確とは限りません。個別案件では原契約と規約を確認し、移管、再契約、買い直し、差し替えのどれが必要かを分けます。
端末とアカウントの運用も事業資産になる
Quest、PICO等のHMD、PC、センサー、ネットワーク機器は、台数だけでなく、所有・リース、保証、キッティング、MDM、OS・SDK更新、予備機、故障受付、衛生管理、現地設営までが運用に含まれます。ストア、クラウド、解析、コンテンツ管理、メール、ドメインのアカウントについても、契約名義や管理権限を移せるか確認します。移管できない場合は、新規環境の構築と一定期間の並行運用を計画する必要があります。
導入先との信頼関係が売上継続を左右する
製造、医療、介護、教育、自治体、観光、文化財などの案件では、安全・監修・年度予算・入札・再委託・個人情報・撮影許諾等の条件があります。代表者や特定PMが顧客折衝、要件定義、現地調整を一手に担っている場合、株式やデータを移すだけでは売上を承継できません。顧客への説明時期、後任窓口、保守責任、共同事業者との役割を30日、60日、90日などの期間に分けて設計します。
譲渡企業様への支援
「今すぐ売りたい」という相談だけでなく、「事業の価値を知りたい」「後継者がいない」「大手と組んで次の開発へ進みたい」「事業の一部を切り出したい」といった段階から、開示範囲を決めて相談できます。
初期相談で確認すること
初期相談では、会社名や顧客名を出さず、主な事業領域、検討理由、希望時期、売上規模の概略、開発・運用体制、守りたい条件を確認します。売上や資料が未整理でも相談できます。フォームの必須項目は、お名前、メールアドレス、主な事業領域、相談内容であり、会社名、電話番号、売上、希望時期などは任意です。フォームには顧客名、ソースコード、認証情報、契約書全文、未公開財務資料、要配慮個人情報等を入力せず、概要にとどめてください。
買い手に伝わる事業概要をつくる
譲渡理由と希望条件だけでなく、顧客が何を評価して発注しているのか、競合との違い、案件獲得の経路、本導入・保守へ進む再現性、チーム内の役割、再利用可能な技術・3D資産を整理します。買い手が最初に見る匿名概要では会社を特定できる情報を絞り、関心が確認できた後に段階的に詳細を共有します。
候補先の選定と条件比較
候補先は、提示価格だけでなく、買収目的、資金計画、既存事業との相性、技術者の受入体制、顧客への対応、開発継続方針、PMI責任者などを比較します。買い手候補には、SIer、ゲーム・映像会社、教育研修会社、製造DX企業、医療・介護事業者、観光・不動産関連企業、コンテンツ企業などが考えられますが、実際の候補は事業内容と条件により異なります。
価格以外に守りたい条件を明確にする
従業員の雇用と待遇、屋号・ブランド・IP、顧客への説明時期、外注クリエイターとの関係、拠点、経営者の引継ぎ期間、競業避止の範囲、個人保証など、優先事項を早い段階で言語化します。すべての希望条件が実現するとは限りませんが、優先順位と譲歩可能な範囲を明らかにすることで、交渉のすれ違いを減らします。
譲渡企業様の手数料について
VR M&A総合センターを通じて株式会社M&A Doと契約する譲渡企業様が同社へ支払う相談料、着手金、中間金、月額報酬、成功報酬は、成約の有無を問わず0円です。対象外となる第三者費用・税金・実費については「料金と費用」で説明します。
買い手企業様への支援
VR/XR関連事業の買収、出資、提携を検討する企業様は、希望領域、エリア、予算、技術・人材ニーズを登録できます。条件が明確でない段階でも、買収目的とPMI後に実現したいことから整理します。
買収ニーズを具体化する
「VR会社を探している」だけでは、適合する候補を見極めにくいため、Unity・Unreal・OpenXR・WebXR等の技術領域、VR研修、医療XR、製造DX、メタバースプラットフォーム等の対象分野、希望エリア、投資規模、売上規模、必要な人材、IPや顧客基盤の目的を確認します。予算やPMI方針が未定でも買収ニーズ登録は可能です。
匿名の案件情報から段階的に検討する
個別案件は、譲渡企業様の開示許諾と必要に応じた秘密保持契約を確認した後、段階的に案内されます。買い手登録をしただけで案件紹介や取引成立が保証されるものではありません。また、登録した買い手企業の社名、担当者名、連絡先は公開されません。同意を得た範囲では、希望領域、エリア、予算、買収目的等の匿名ニーズ概要が譲渡候補企業等へ配信される場合があります。
デューデリジェンスとPMIの論点を先に持つ
買収後に何を維持し、何を統合するかによって、調査項目は変わります。開発チームを独立組織として残すのか、自社プロダクトへ統合するのか、顧客契約や保守窓口をいつ変更するのか、端末・ストア・クラウドの名義をどう扱うのかを事前に検討します。法務、税務、会計、労務、知的財産など専門判断が必要な事項は、適切な専門家へ確認してください。
買い手企業様の料金
買収ニーズ登録は無料です。案件検討後に仲介契約、FA契約その他の個別契約を締結する場合、買い手企業様には手数料や実費が発生することがあります。算定基準、最低手数料の有無、支払時期、相手方手数料、実費等は契約前の説明と個別契約で確認します。
対応する事業領域
対象は「VR」という名称を掲げる会社だけではありません。XR技術を製造、医療、教育、観光、エンターテインメント等へ提供する受託会社、3DCGや映像を制作するスタジオ、端末・クラウドを含めて運用する事業、IPやコミュニティを持つコンテンツ事業などを含みます。以下は代表的な領域であり、個別の支援可否は相談内容を確認して判断されます。
VR/XR受託開発
研修、安全教育、技能伝承、設備保全、営業支援、展示会、シミュレーションなど。案件別採算、本導入率、保守、端末運用、再利用可能なコードを確認します。
3DCG・アバター制作
モデル、リグ、モーション、テクスチャ、映像、バーチャルプロダクションなど。制作人材、外注網、原価、権利帰属、二次利用条件が重要です。
メタバース・WebXR
法人イベント、コミュニティ、バーチャル空間、ブラウザ体験、管理クラウドなど。運営KPI、継続課金、SDK・クラウド依存、モデレーションを整理します。
VRゲーム・IP
ストア配信、ライブ運営、キャラクター、イベント、海外展開など。売上推移、コミュニティ、プラットフォーム規約、IPの範囲、アップデート体制を確認します。
製造・建設・インフラXR
安全教育、遠隔支援、設計レビュー、設備保全、デジタルツインなど。現場安全、機密図面、端末要件、導入効果、監修・更新責任が論点です。
医療・介護・ヘルスケアXR
教育、訓練、リハビリ、ケア、患者説明など。監修、研究・倫理、個人情報、安全性、表示表現、機器該当性などを個別に確認します。
教育・研修コンテンツ
学校、企業研修、資格教育、教材配信など。教材IP、監修者、学習履歴、LMS連携、更新頻度、講師・運営体制の承継を検討します。
観光・文化財・地域DX
自治体、DMO、観光協会、施設、文化財の体験コンテンツなど。年度予算、入札、再委託、撮影・利用許諾、現地運営、地域関係者への説明が重要です。
料金と費用
譲渡企業様が当センターへ支払う手数料は成功報酬まで0円
- 相談料:0円
- 着手金:0円
- 中間金:0円
- 月額報酬:0円
- 成功報酬:0円
対象は、VR M&A総合センターを通じて株式会社M&A Doと契約する譲渡企業様が同社へ支払う上記手数料です。成約した場合も成功報酬は0円です。
0円の対象に含まれない費用
弁護士、税理士、公認会計士、司法書士等へ譲渡企業様が直接依頼する費用、登記・許認可・公的証明書の費用、税金、振込手数料、希望に基づく出張等の実費、その他第三者へ支払う費用は、当センター手数料0円の対象外です。発生が見込まれる場合は、依頼先、内容、概算、負担者を事前に確認します。
料金表示だけで契約条件は確定しない
フォーム送信、電話・メールでの初期相談だけでは、仲介契約、FA契約、秘密保持契約、業務委託契約等は成立しません。支援内容、当社の立場、料金、契約期間、解除、直接交渉、テール条項その他の条件は、説明と確認を行い、個別契約を締結した時点で確定します。買い手企業様の手数料や個別のFA契約は、案件・支援範囲により異なります。
秘密保持と段階的な情報開示
VR/XR事業では、社名だけでなく、代表的な導入施設、特徴的なIP、対応端末、地域、技術構成を組み合わせると会社や案件を推測される場合があります。初期からすべての情報を渡すのではなく、検討段階と相手方の必要性に合わせて範囲を設計します。
1.匿名相談
会社名、顧客名、プロジェクト名を伏せ、事業領域、概算規模、検討理由、希望時期、守りたい条件を共有します。相談フォームへは高度な秘密情報を入力しません。会社の共有メールや共用端末を避ける、電話可能な時間を指定するなど、連絡方法も確認します。
2.匿名概要による関心確認
買い手候補には、地域や売上を幅で示し、顧客属性、主な技術、事業モデル、希望条件等を匿名概要として提示します。狭い業界では珍しい導入先やIP名が特定につながるため、情報を抽象化または集約します。この段階で、買い手の目的、資金計画、競合関係、PMIの考え方も確認します。
3.ネームクリアと秘密保持確認
譲渡企業様を特定できる社名その他の情報は、打診先を示して譲渡企業様の承諾を得るネームクリアの後に開示します。詳細情報は、原則として買い手候補との秘密保持を確認してから共有します。秘密保持契約を結んだ後でも、目的に関係のない顧客名、ソースコード、認証情報、個人情報等を無条件に渡すものではありません。
4.詳細資料とデューデリジェンス
経営者面談や意向表明の進行に合わせ、財務、契約、人事、技術、知的財産、端末、アカウント、データ等を必要な範囲で開示します。閲覧者、送付先、ダウンロード権限、保管、返還・削除を必要に応じて記録します。技術デューデリジェンスでは、ソースコードを渡す前に構成表やレビュー環境を用いるなど、情報の感度に応じた方法を検討します。
5.従業員・顧客・取引先への説明
説明時期が早すぎると動揺や情報流出につながり、遅すぎると信頼を損なうおそれがあります。最終契約、クロージング、サービス移管のどの時点で誰が説明するか、想定質問、雇用条件、保守窓口、請求名義、データ移行を準備します。法令や契約上必要な同意・通知がある場合は、専門家と確認します。
フォーム送信のみではNDAは成立しません。
初回相談では、顧客名、ソースコード、認証情報、契約書全文、未公開財務資料、要配慮個人情報等を入力・添付せず、概要で相談してください。詳細資料は開示先と必要性を確認し、必要に応じて秘密保持契約を締結した後、案内された方法で共有します。
相談から成約・承継までの流れ
以下は一般的な進行例です。案件の規模、譲渡方式、候補先、許認可、デューデリジェンスの範囲により、順序、期間、必要書類は異なります。途中で検討を見直す場合も、どの情報が開示済みかを確認しながら対応します。
初期相談と目的の確認
事業領域、検討理由、希望時期、概算規模、株式譲渡・事業譲渡等の希望、経営者の関与、従業員や顧客に関する条件を確認します。売却を決めていなくても、選択肢と準備事項を整理できます。
支援内容・契約条件の説明
仲介、FA、候補先探索、資料作成支援等のうち、どの立場で何を支援するか、料金、契約期間、解除、秘密保持、利益相反、直接交渉、テール条項などを説明します。初期相談だけでは契約は成立しません。
資料整理と事業分析
決算、月別・案件別売上、顧客・契約、組織、知的財産、リポジトリ、端末、クラウド、アカウント、保守義務を確認します。不足資料を洗い出し、匿名概要と詳細資料を分けて作成します。
買い手仮説と匿名打診
技術、人材、顧客、IP、地域、希望条件との相性から候補像を考えます。匿名概要で関心を確認し、打診先、競合関係、買収目的を見ながら、社名開示の可否を候補ごとに判断します。
秘密保持・ネームクリア・経営者面談
必要に応じて秘密保持を確認し、譲渡企業様の承諾後に社名を開示します。経営者面談では、事業の強みだけでなく、課題、買収後の方針、従業員、顧客、技術ロードマップ、引継ぎ体制を話し合います。
意向表明と基本条件の整理
価格、譲渡方式、スケジュール、独占交渉、デューデリジェンス、資金調達、雇用、経営者の関与、ブランド・IP、前提条件などを確認します。意向表明は最終契約ではなく、条件が確定したことを意味しません。
デューデリジェンス
財務、税務、法務、労務、事業、技術、知的財産等を確認します。重要な問題が見つかった場合は、価格調整、前提条件、表明保証、補償、是正、取引中止等の対応を当事者と専門家で検討します。
最終契約とクロージング
譲渡対象、対価、支払方法、表明保証、補償、解除、競業避止、従業員・顧客対応、経営者保証、アカウント・権限移管等を確認します。分割払い、代表者変更、印鑑引渡しがある場合は、支払と権限移転の順序を慎重に設計します。
PMIと事業の引継ぎ
顧客説明、契約名義、請求、開発リポジトリ、ストア、クラウド、端末、保守窓口、従業員、外注先を移行します。最初の更新、障害対応、コンテンツ改修までを見据え、旧経営者と新体制の役割を明確にします。
準備すると役立つ資料
すべてが揃っていなくても相談できます。最初から大量の資料を送るのではなく、保有状況を確認し、検討段階に応じて準備します。以下は買い手の判断と引継ぎ計画に役立つ代表例です。
| 分野 | 主な資料 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 財務・案件 | 直近3期の決算書、試算表、月別売上、案件別採算、受注残、予算 | PoC・本導入・保守・機材・現地運営の区分、粗利の再現性、追加投資 |
| 顧客・契約 | 顧客別売上、契約一覧、更新・検収、再委託、支配権変更、解約条件 | 主要顧客依存、通知・同意の要否、保守義務、年度予算、受注継続性 |
| 開発 | リポジトリ一覧、エンジン・SDK・プラグイン表、ビルド手順、仕様書 | 別担当者による再現性、バージョン依存、署名・証明書、技術負債 |
| 知的財産 | コード・3D・映像等の資産台帳、外注契約、購入素材、許諾、商標 | 権利帰属、二次利用、改変、再許諾、移管・再契約・買い直しの要否 |
| 端末・アカウント | HMD・PC台帳、MDM、ストア、クラウド、ドメイン、管理者一覧 | 所有・リース、保証、契約名義、管理権限、データ保存先、移管方法 |
| 人材・外注 | 組織図、役割分担、雇用条件、スキル、外注先、キーパーソン一覧 | 代表依存、残留可能性、採用・教育、競業・秘密保持、業務の引継ぎ |
| 運用・データ | 保守手順、障害履歴、SLA、更新予定、データ項目、セキュリティ資料 | 保守負担、個人・視線・動作・空間データ、安全対応、継続費用 |
| 承継計画 | 30・60・90日の計画、顧客説明、窓口変更、初回更新、旧経営者の役割 | クロージング後の責任者、説明順、並行運用、移管完了の判断基準 |
資料には秘密情報や個人情報が含まれる場合があります。初回フォームへ添付せず、開示先、目的、必要性、保管方法を確認した後に共有してください。
VR/XR事業の価値を整理する視点
企業価値評価には、時価純資産、収益力、将来キャッシュフロー、類似取引や上場企業の比較など複数の考え方があります。どの方法も前提によって結果が変わり、評価額がそのまま成約価格になるわけではありません。VR/XR事業では、財務数値と非財務資産をつなぎ、買い手が買収後の収益と追加コストを見通せるようにします。
収益の再現性
一度限りの大型案件、継続する保守、更新・改修、サブスクリプション、端末販売、補助事業を区分します。主要顧客への集中、特定年度の特殊要因、代表者の個人的関係で受注した案件も確認します。過去の売上だけでなく、受注残、商談、更新予定、失注理由、本導入への転換を説明できると、将来の見通しを検討しやすくなります。
技術資産の再利用可能性
共通基盤、管理画面、ライブラリ、3Dアセット、教材、制作パイプラインが別案件へ再利用できるかを確認します。ただし、顧客契約や購入素材の条件により再利用できない場合もあります。稼働中の製品だけでなく、ビルド環境、ドキュメント、テスト、保守手順、開発者の知識を含めて承継可能性を評価します。
チームと顧客関係
PM、エンジニア、3Dアーティスト、テクニカルアーティスト、QA、営業、カスタマーサポートが継続できるかは、技術資産と同じくらい重要です。顧客との信頼が特定人物に依存している場合は、その人物が残る期間、後任紹介、共同訪問、最初の更新までの役割を明確にします。
リスクと追加投資
未整理の権利、移管できないアカウント、古いSDK、保守期限、セキュリティ、個人情報、未払い残業、属人化などは、買い手が必要とする追加投資に影響します。課題を隠すのではなく、事実、影響、是正策、費用、担当、時期を整理することで、交渉中の不意の条件変更を減らします。
匿名モデルケース
以下はVR/XR業界で起こり得る論点を説明するための架空のモデルケースです。VR M&A総合センターの実績、実在企業の取引、特定価格での成約例を示すものではありません。
モデルケースA:製造業向けVR研修会社とSIer
譲渡企業は、工場向け安全研修を受託開発し、HMDのキッティングと年次更新も提供する小規模会社です。代表者が営業と要件定義を担い、開発は数名の社員と外注で行っています。買い手候補は製造業の顧客基盤を持つSIerで、XR人材と教材基盤の獲得を検討しています。
検討では、PoCから本導入へ進んだ割合、教材の著作権、顧客ごとの再利用制限、端末の所有・保証、現場安全の監修、保守売上を確認します。価格だけでなく、技術者の雇用、代表者による一定期間の顧客引継ぎ、教材の共通化、買い手側の営業網を使った展開を条件として比較します。DDの結果や交渉により条件は変わり、成約が保証されるものではありません。
モデルケースB:3DCG・アバター制作スタジオと映像会社
譲渡企業は、キャラクターモデル、リグ、モーションを制作し、ゲーム・配信・イベント会社と取引しています。買い手候補は映像制作会社で、リアルタイム3DCGの内製化とクリエイター採用を目的としています。スタジオの価値は制作人材と顧客関係にありますが、案件ごとに外注者と購入素材が異なります。
そのため、作品集だけでなく、原価、稼働率、修正回数、外注契約、著作権、人格権不行使、二次利用、元データの保管を確認します。過去作品を買い手の営業資料として使えるとは限らず、顧客承諾が必要な場合もあります。PMIでは評価制度、使用ツール、制作フロー、外注者との発注方法を急に変えず、キーパーソンの離職を防ぐ設計が重要になります。
モデルケースC:観光・文化財XR事業と地域サービス企業
譲渡企業は、自治体や観光協会向けに、360度映像、3D計測、WebXRコンテンツを提供しています。買い手候補は地域施設を運営するサービス企業で、観光DXの強化を検討しています。案件には年度予算、入札・公募、補助事業、撮影・施設利用の許諾、現地イベント運営が関係しています。
承継では、自治体との契約が株式譲渡・事業譲渡でどう扱われるか、再委託承認や実績報告が必要か、文化財・施設・人物のデータを誰がどの範囲で利用できるかを個別に確認します。地域関係者への説明は、最終契約後に一斉に行うとは限りません。契約、年度、イベント日程、地元協力者との関係に合わせて順序を設計します。
モデルケースD:VRゲーム・コミュニティ事業とコンテンツ企業
譲渡企業は、VRストアで配信するタイトルとオンラインコミュニティを運営しています。買い手候補はIP展開を行うコンテンツ企業です。売上だけでなく、継続利用者、レビュー、アップデート計画、イベント運営、キャラクター権利、音楽・音声、海外ローカライズ、プラットフォーム規約が検討対象になります。
買い手が自社IPへ置き換える計画と、既存ユーザーが期待する運営方針が衝突する可能性もあります。アカウントやストアページが譲渡できるか、個人データを移せるか、返金・サポート義務を誰が負うかを確認します。コミュニティ告知の時期と表現も、事業価値を守るPMIの一部です。
よくある質問
Q1.まだ会社や事業を譲渡すると決めていなくても相談できますか。
相談できます。初期段階では社名や顧客名を伏せ、検討理由、希望時期、事業の概要、守りたい条件を整理できます。相談したからといって契約や譲渡が成立するわけではなく、候補先紹介や成約も保証されません。
Q2.売上が小さい、赤字、単一事業でも相談できますか。
相談は可能です。売上や利益だけでなく、導入実績、再利用可能なコード・3D資産、技術者、継続顧客、保守契約、IP、地域の関係性が検討材料になる場合があります。ただし、譲渡可能性や評価額は個別事情と買い手の判断により異なります。
Q3.会社名を伏せて相談できますか。
譲渡相談フォームでは会社名は任意で、社名を伏せた初期相談が可能です。運営会社にはお名前とメールアドレスを入力しますが、候補先へ会社や個人を特定できる情報を開示する際は、開示先と範囲を別途確認します。
Q4.相談フォームに決算書やソースコードを添付してよいですか。
初回フォームには、顧客名、ソースコード、認証情報、契約書全文、未公開財務資料、要配慮個人情報等の高度な秘密情報を入力・添付しないでください。詳細資料は必要性、開示先、開示範囲を確認し、必要に応じてNDA締結後に案内された方法で共有します。
Q5.フォームを送信すると秘密保持契約や仲介契約が成立しますか。
成立しません。フォーム送信、自動返信、電話・メールでの初期相談だけでは、NDA、M&A仲介契約、FA契約、業務委託契約等は成立しません。支援範囲、立場、料金、契約条件を確認し、個別契約を締結した時点で確定します。
Q6.譲渡企業の手数料は本当に成約時まで0円ですか。
VR M&A総合センターを通じて株式会社M&A Doと契約する譲渡企業様が同社へ支払う相談料、着手金、中間金、月額報酬、成功報酬は、成約の有無を問わず0円と公開されています。適用範囲は個別契約でも確認してください。
Q7.0円に含まれない費用はありますか。
譲渡企業様が弁護士、税理士、公認会計士、司法書士等へ直接依頼する費用、登記、許認可、公的証明書、税金、振込手数料、希望に基づく出張等の実費、その他第三者費用は対象外です。発生見込みがある場合は、依頼先、内容、概算、負担者を確認します。
Q8.買い手企業の登録も無料ですか。
買収ニーズ登録自体は無料です。個別案件の検討後に仲介契約、FA契約その他の契約を締結する場合、買い手企業様には手数料や実費が発生することがあります。算定基準、最低手数料、支払時期等は契約前に確認します。
Q9.買い手登録をすると必ず案件を紹介してもらえますか。
案件紹介は保証されません。希望条件に近い案件があり、譲渡企業様の開示許諾や必要な秘密保持確認が得られた場合に、段階的に案内されます。登録しただけで交渉開始や取引成立が約束されるものでもありません。
Q10.買い手の会社情報は公開されますか。
買い手企業の社名、担当者名、連絡先は公開されません。同意した場合、希望領域、エリア、予算、買収目的等の匿名ニーズ概要が譲渡候補企業等へ配信されることがあります。個別案件での情報開示は別途確認されます。
Q11.どのような買い手が候補になりますか。
SIer、ゲーム・映像会社、教育研修会社、製造DX企業、医療・介護事業者、観光・不動産関連企業、コンテンツ会社などが考えられます。実際の候補は、技術、人材、顧客、IP、地域、投資規模、PMI方針との適合性から個別に検討します。
Q12.会社全体ではなくVR事業だけを譲渡できますか。
事業譲渡等の選択肢は検討できます。ただし、契約、従業員、資産、債務、知的財産、アカウント、許認可を個別に移す必要があり、相手方の同意や再契約が必要な場合があります。株式譲渡との違いを専門家と確認してください。
Q13.Unity、Unreal、SDK、購入素材はそのまま引き継げますか。
契約や規約ごとに異なります。エンジン、Asset Store等の素材、プラグイン、SDK、DCCツール、クラウド、外注契約を台帳化し、移管、再契約、買い直し、置換のいずれが必要かを確認します。最新の提供条件も個別に確認してください。
Q14.HMD、ストア、クラウドのアカウントはどう引き継ぎますか。
端末の型番・台数・所有・保証、MDM、ストアやクラウドの契約名義、管理者、署名・証明書、データ保存先を確認します。移管可能性に応じて、名義変更、再契約、新規環境構築、一定期間の並行運用を計画します。
Q15.外注クリエイターが作った3Dデータも譲渡できますか。
外注契約の内容によります。著作権の移転、著作者人格権の不行使、改変、二次利用、再許諾、譲渡先での利用、元データの引渡しを確認します。契約が不明確な場合は、権利者との追加合意や素材の差し替えが必要になることがあります。
Q16.文化財、施設、人物を撮影したデータは扱えますか。
所蔵者、施設、出演者等の許諾について、目的、期間、媒体、地域、二次利用、譲渡先での利用を確認します。点群、360度映像、空間データ、視線・動作ログには、契約、肖像、個人情報等の論点が含まれる場合があります。
Q17.自治体や補助事業のXR案件も承継できますか。
案件ごとに、公募仕様、年度、検収、入札参加資格、再委託承認、実績報告、財産処分、機材所有、共同事業者との役割を確認します。一律に承継できるとは限らないため、契約書、交付要綱、関係機関の案内を個別に確認します。
Q18.代表一人に技術と顧客対応が集中していても進められますか。
相談できます。代表者の役割を営業、要件定義、ビルド、現地設営、保守、顧客・地域関係に分け、社員や協力会社へ移せる業務と一定期間の引継ぎが必要な業務を整理します。属人化の程度は条件とPMI計画に影響します。
Q19.従業員の雇用を守る条件で交渉できますか。
雇用、待遇、勤務地、役割等を希望条件として整理し、候補先と話し合うことは可能です。ただし、すべての条件の実現は保証されません。譲渡方式による雇用契約の扱い、説明・同意の要否、キーパーソンの定着策を専門家と確認します。
Q20.顧客や従業員にはいつ説明しますか。
一律の正解はありません。法令・契約上の同意や通知、情報漏えいのリスク、従業員の意思決定、顧客の更新時期、サービス移管を考慮し、誰が、いつ、何を説明するかを計画します。説明時期まではアクセス者を必要最小限にします。
Q21.企業価値評価の金額で必ず売却できますか。
できません。評価は採用した方法、前提、基礎資料、シナジー等で変わり、成約価格を保証するものではありません。最終条件は買い手の調査、資金、競争状況、契約条件、当事者間の交渉によって決まります。
Q22.相談から成約までどれくらいかかりますか。
案件ごとに異なり、一律の期間は示せません。資料の準備状況、候補先探索、ネームクリア、経営者面談、資金調達、DD、許認可・契約承継、最終契約の交渉により変わります。希望時期がある場合は、逆算して準備項目を整理します。
Q23.希望価格や成約を保証してもらえますか。
希望価格、候補先紹介、交渉開始、成約は保証されません。市場環境、事業内容、リスク、買い手の戦略、DD、契約条件により結果は変わります。複数の条件を比較し、譲渡しない選択も含めて判断します。
Q24.法務・税務・会計・知的財産の助言も受けられますか。
本サイトの記事、事例、チェックリストは一般的な情報提供であり、個別の法務、税務、会計、投資、労務、知的財産の助言を構成しません。重要な判断は、弁護士、税理士、公認会計士、司法書士等の適切な専門家へ相談してください。
Q25.遠方の会社や地方の案件でも相談できますか。
相談対象になり得ます。公開情報では東京の本社に加え、名古屋、大阪、福岡の事務所所在地が示されています。ただし、面談方法、現地確認、出張、地域契約の承継、費用負担等は案件ごとに確認してください。
Q26.問い合わせ後、どのくらいで連絡がありますか。
譲渡相談フォームでは、送信後に受付内容の控えを自動返信し、担当者が1〜2営業日以内を目安に連絡すると案内されています。メール設定により自動返信が届かない場合もあるため、連絡がない場合は電話または公開されているメール窓口で確認してください。
運営会社
VR M&A総合センターは、株式会社M&A Doが運営しています。以下は公式サイトの運営会社ページで公開されている会社概要をもとにした情報です。最新情報は必ず運営会社ページでご確認ください。
| 商号 | 株式会社M&A Do |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒107-0061 東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青山3階 |
| 事務所所在地 | 名古屋:〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目24−5 第2森ビル 大阪:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号 大阪駅前第2ビル12-12 福岡:〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目23番2号 ParkFront博多駅前1丁目5F-B |
| 法人番号 | 8010001217238 |
| 適格請求書発行事業者番号 | T8010001217238 |
| 設立年月日 | 2021年4月2日 |
| 代表取締役 | 濱田 啓揮 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 電話番号 | 03-4560-0084(平日10:00〜17:00) |
| 事業内容 | M&A支援事業(M&A仲介、M&Aアドバイザリー業務)、スカウト型M&A、事業承継サポート、後継者スカウト、PMI(経営統合)サポート、企業価値評価 |
| 支援機関登録 | 中小企業庁「M&A支援機関登録制度」の登録支援機関 |
免責・ご確認事項
本ページは、VR M&A総合センターの公開情報と、VR/XR・3DCG事業のM&Aで一般に確認される論点を整理した紹介ページです。掲載情報は作成・更新時点で確認できる内容に基づきますが、法令、制度、料金、外部サービス、プラットフォーム規約、市場環境等は変更されることがあります。公開前および重要な判断の前に、最新の公式情報と個別契約をご確認ください。
本ページは、候補先の紹介、資金調達、取引成立、希望価格、特定条件、企業価値、法令適合性、補助事業や許認可の承継、プラットフォームアカウントの移管を保証するものではありません。匿名モデルケースは実際の支援実績ではなく、実在企業や取引を示すものでもありません。実際の条件は、個別契約、デューデリジェンス、専門家の確認、当事者間の協議によって決まります。
記事、チェックリスト、FAQは一般的な情報提供であり、個別案件の法務、税務、会計、投資、労務、知的財産、個人情報、情報セキュリティ等に関する助言を構成しません。重要な判断は、弁護士、税理士、公認会計士、司法書士、社会保険労務士、弁理士その他の適切な専門家へご相談ください。
公開前・相談前に確認する関連ページ
本文作成時の公開サイト閲覧日:2026年8月30日。公開後も料金・会社情報・受付時間・方針ページとの整合を定期的に確認してください。
まずは、開示できる範囲からご相談ください
会社名や顧客名を伏せた段階で、譲渡可能性、買い手候補の方向性、準備する資料、守りたい条件を整理できます。高度な秘密情報はフォームへ入力せず、概要だけでお問い合わせください。
電話相談 03-4560-0084 平日 10:00〜17:00
フォーム送信のみではNDA、M&A仲介契約、FA契約等は成立しません。候補先・案件の紹介や取引成立を保証するものではありません。
